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2005年11月 4日 (金)

第13回日本山岳耐久レース(その4)

大会当日は前夜からの雨。10:30AM頃、会場着。受付を済ませ、女性控室で、着替え・補給・雑談・etc...。最後まで迷ったのが、普段は使うことがないストックを携行するかどうか。考えた末、迷ったものは全部持っていくことに決定。第一関門まではストック使用禁止なので、2本ともザックにカラビナで固定して準備完了(これが後のヌルヌル斜面で大活躍することになります)。

スタート地点の五日市中学校グラウンドには、10時間・16時間・20時間以上のプラカードがあり、予想ゴールタイムのところに並ぶようになっています。よく分らなかったので、とりあえず似たような格好の女性が沢山いた16時間と20時間の間に並んで1:00PM号砲。お天気は小雨~霧雨。どやどやと押し寄せる人の波に飲まれ、最後尾近くでグランドを出ます。

と、いきなり最初のアクシデント発生。スタートして1km弱の小和田橋手前で、走る振動からザックのファスナーが全開し中身をほぼ全て道路に散乱させてしまいました。うっかりして、チャックを真上で閉めていたのです。ファスナー式のザックに中身が満杯の時は、サイドで止める鉄則をすっかり失念しておりました。振り返ると後続の選手達が手に手にワタシのおにぎりやら懐中電灯やらを拾って持ってくれています…。皆さん、ありがとう。回れ右してコースを逆走しながら落し物を受け取ったり拾い集めたり。

気を取り直して再スタート。ネット仲間のけーぜさんがお仲間の応援に来ているところに遭遇、元気をもらいます。が、その先の今熊神社入口を過ぎた頃から渋滞の前兆が発生、山頂を過ぎるとすぐ大渋滞の最後尾。数歩歩いては数分待ちのノロノロ状態が1時間以上続きます。コースの大部分は粘土質の土。それが雨で緩み、1000人以上の足で捏ね回され2本のレールのように深く掘れたトレース、中央には踏み寄せられた土が膝下まで盛り上がっています。地理で習った「関東ローム層」をこんな時に実感できるとは(笑)。

予備関門の入山峠(7km地点)を過ぎると、ゆっくりではありますが前に進めるようになります。前後にびっしりと並んだ人の波に流されるように歩いていると、アッという間に第一関門(22.66km)の浅間峠到着:6:48:33(1358位/1902名)。途中のトイレは今熊山山頂手前の1ヶ所。関門のトイレは、脇道の奥に長方形の穴を掘り、テントを被せペーパーは細引きで吊るしてある簡易なもの。サバイバル度、かなり高め。

関門に到着する頃にはとっぷりと日が暮れていたので、ここでLEDヘッドランプ装着。手には予備に豆電球のマグライト。この頃からようやく集団がバラけ、自分のペースで進めるようになります。選手数人~数十人が一塊になって夜道を黙々と行進するさまは、怪しくて不思議な光景。ここから第二関門までの間、随分沢山の人を抜いたと思うのですが相対的な順位に大きな変動はナシ。それだけのリタイア者がいると推測されます。

第二関門(42.09km)の月夜見駐車場到着:13:17:05(979位/1290人)。途中のトイレは、三頭山避難小屋1ヶ所。関門のトイレは、トラックの荷台にレンタル水洗トイレをずらずら~っと並べたもの。しっかり照明も当たっています。また、ここはコース唯一の給水ポイント。最高1.5Lの水またはスポーツドリンクがもらえます。スタート時、3L持った水が随分残っていたので1Lだけ補給して再スタート。あ、その前にトイレ…。

ここで二つ目のアクシデント発生。どうやら補給時にハイドレーションバッグがきちんと閉まっていなかったらしく、しゃがんで丸まった背中の圧力で中身があふれ、ザックの底にある水抜き穴からザーッと流れ始めました。でもトイレは途中で止まらない。(-_-;) お尻を伝って流れ落ちる水を止める術なく、用を足し続けている自分。情けないやら、可笑しいやら。そしてウェアは部分的に微妙なずぶ濡れ状態。「お漏らし?」なんて誤解を受けたらどうしよう…、と心配でしたが、雨がワタシの失敗を隠すかのように本降りとなり、真っ暗闇も手伝って杞憂に終わりました。

大ダワを越えて大岳山に登る頃、雨は小降りに。近くで鳥の声も聞こえ出し、朝が来たことを実感します。ヘッドランプを消し、歩きながら大きく背伸びぃぃぃ~ぃ。コース上の人が減ったのか、一人で歩く時間が増えてきます。御岳山を越えて、第三関門(58.00km)の長尾平到着:18:34:34(848位/1113人)。この間のトイレは、御前山(コースから200mくらい離れる)、大ダワ(きれい)、大岳山(コースから少し離れる)の3ヶ所。関門のトイレは100mほどコースから離れたところにあるので、関門から500mほど進んだコース脇(神社のお手水横)にある、この大会で一番立派な水洗トイレを利用するのがオススメです。

体が冷えてきたことと、ここから下る一方なので、シャツを厚手のものに着替え、余分な水を捨てて軽量化し再スタート。この頃にはすっかり夜も明けて、道もはっきり見えます。ぬかるんだ道にはたっぷりと雨水が溜まっていますが突っ込むしかありません。ま、一旦泥だらけになるとその後は「何でも来い!」状態です。アチコチに景気よく泥水を跳ね上げながら、下って、下って、下って、ゴ~~ル(71.50Km):21:38:59(886位/1111人)。

初参加で存分に大会を楽しむことができて大満足。来年も、また参加したいと思っています。当面の目標は「20時間切り」でしょうか。(了)

追記

1.こうめさぁ~ん。知り合いの女性(うら若き乙女)は、大会中にコース脇でなんとか「大」問題を解決したそうです。ワタシ達ならほぼ問題ないと思われます。

2.大会後の泥んこ汚れ、普通の洗濯洗剤ではなかなか落ちません。ワタシが使って一番効果が高かったのが、花王「アタック シュッと泡スプレー」。ボトル一本使いましたが、全てのウェアが普通に使えるまでにキレイになりました。

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コメント

お疲れさまでした。
21時間あまり・・・。集中力が持続しそうにないなぁ。
やはり私はサロマが精一杯のようです。

二つ目のアクシデントは、その光景を想像して笑ってしまいました。

投稿: Ogaman | 2005年11月 4日 (金) 20:57

大変な大会ですが、本当に興味が沸いてきます。忍耐力とアクシデントに対する想像力が鍵ですね。
やっぱり行きたくなった。

投稿: 江別市民 | 2005年11月 4日 (金) 22:05

こんばんは。暖かい一日でしたね~。

> Ogamanさん
URC24時間走と同じ制限タイムです(笑)。2つ目は、本当に運命のいたずらのような出来事でした。^^;

> 江別市民さん
参りましょ~。(^^♪ 遠征費用はお酒の量を2/3にするだけで、きっとすぐに貯まりますよ~。

投稿: こあき | 2005年11月 5日 (土) 00:05

こあきさん。詳細なトイレ情報ありがとうございます。私が想像していたよりずっと立派な感じがします。トイレットペーパーもあるなんて。私には、テントで覆いがあるだけで充分です。
万が一の場合のコース脇で用を足す時はやっぱり穴掘って・・・って感じにしないといけないんでしょうかね。じゃ、小さいスコップまで持っていかなくちゃいけないか?

2つ目のアクシデントは・・・ちょっとだけ笑いま
したが・・・。

ストックは雨じゃなかったら持たなかったですか?最近は普通の登山でも、みなさん2本ストックを持っていて手ぶらの私はなんか忘れ物した人のように見えるのですが、ストックあるとかなり楽なのでしょうか?私ならストックに引っかかって転ぶとか、かえってトラブルありそうで・・・。

投稿: こうめ | 2005年11月 5日 (土) 11:15

>URC24時間走と同じ制限タイムです(笑)

でもあのときは、途中で風呂入ってビール飲んで爆睡したからねぇ。

投稿: Ogaman | 2005年11月 5日 (土) 11:27

今日も、暖かい一日でしたね~。(^^♪

> こうめさん
万が一の時は… 落ち葉をかぶせて、それで許していただきましょう。

最近は、中高年登山ブームで、不整地でバランスが取れない人や脚に故障のある人を中心にストック利用者が増えていますよね~。各地の山では、ストックの先で突き崩すことによる登山道や野草のダメージが問題になってきているようです。

本題に戻りますが、今回は雨でなくても用心のため持って行ったと思います。この重さで変わる程度の時間は誤差のうちですから。(^^♪ んで、ストックも道具ですから普段使い慣れていないので、上手く使えなかった、というのが実感です。こうめさんの予想通り、ワタシも一度両足の真ん中にストックを突いて転倒しそうになりました。

ずーっとワタシと前後して走っていた女性はストックを持たず、下り坂では潔くダイブしてました。一度は下向きのうつ伏せで万歳したまま滑り降りてきて、こっちに向かって「お先に~」。「負けたっ!」と思いましたよ。こうめさんなら、こっちのクチかな(笑)。

> Ogamanさん
山に入ってスポドリ飲んで爆走すれば、ほぼ同じですって。^^;

投稿: こあき | 2005年11月 5日 (土) 21:51

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